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虫盒とは(開け方説明)
虫盒とはヒバリ用の飼育ケースですが、まずはヒバリ類について。
ここでいうヒバリ類とはいわゆる“鳥”のヒバリではなく、クサヒバリ・キンヒバリなどの“ヒバリモドキ亜科”の鳴く虫のことで、その名からも想像できるように素晴らしい鳴き声の虫達です。現代の日本ではスズムシやマツムシに比べるとはるかに知名度は劣りますが、“小泉八雲”などの著名人もこの声を愛してやまなかったそうです。
一方中国では、その鳴き声の美しさは多くの人の範疇にあり、最も好まれている鳴き虫のひとつとなっています。詳しい年代は分かりませんが、かなり古い時代からヒバリ類の鳴き声に魅了されていた中国の人々は、いつしかこの音色から逃れられなくなりました。そこで何処でも声が聞けるようにと、ヒバリの入った飼育箱を仕事場と家を往復させるようになり、ともすれば時代とともに、軽量化・携帯性、機能性、更には芸術性までもが高められるのは必然で、現在の“虫盒”に至るのです。
簡単に言えば、虫盒は“携帯用飼育ケース”。視点を変えてみれば“虫音源型iPod”。人によっては“虫と音を媒体にする芸術品”となり、虫には興味がないけれど虫盒に全財産をつぎ込んでいるというコレクターもいるほどで、美術品としても認知された 歴史ある飼育箱といえます。
携帯可能という特性も備えているので、胸ポケットなどにピッタリ入るように、その多くはタバコの箱とほぼ同等の大きさです。厚みはタバコのそれよりも、やや低いので多少小さく見えます。その他、さらにひとまわり小さい、タバコでいう“ショートホープ”サイズがあります。例外もありますが、ほぼ全ての虫盒がこの2サイズに大別できます。基本構造も全ての虫盒は同じで、一度要領が分かれば、サイズやタイプの違うものでも、分解、組み立てに戸惑うことはないと思います。
ここでいうヒバリ類とはいわゆる“鳥”のヒバリではなく、クサヒバリ・キンヒバリなどの“ヒバリモドキ亜科”の鳴く虫のことで、その名からも想像できるように素晴らしい鳴き声の虫達です。現代の日本ではスズムシやマツムシに比べるとはるかに知名度は劣りますが、“小泉八雲”などの著名人もこの声を愛してやまなかったそうです。
一方中国では、その鳴き声の美しさは多くの人の範疇にあり、最も好まれている鳴き虫のひとつとなっています。詳しい年代は分かりませんが、かなり古い時代からヒバリ類の鳴き声に魅了されていた中国の人々は、いつしかこの音色から逃れられなくなりました。そこで何処でも声が聞けるようにと、ヒバリの入った飼育箱を仕事場と家を往復させるようになり、ともすれば時代とともに、軽量化・携帯性、機能性、更には芸術性までもが高められるのは必然で、現在の“虫盒”に至るのです。
簡単に言えば、虫盒は“携帯用飼育ケース”。視点を変えてみれば“虫音源型iPod”。人によっては“虫と音を媒体にする芸術品”となり、虫には興味がないけれど虫盒に全財産をつぎ込んでいるというコレクターもいるほどで、美術品としても認知された 歴史ある飼育箱といえます。
携帯可能という特性も備えているので、胸ポケットなどにピッタリ入るように、その多くはタバコの箱とほぼ同等の大きさです。厚みはタバコのそれよりも、やや低いので多少小さく見えます。その他、さらにひとまわり小さい、タバコでいう“ショートホープ”サイズがあります。例外もありますが、ほぼ全ての虫盒がこの2サイズに大別できます。基本構造も全ての虫盒は同じで、一度要領が分かれば、サイズやタイプの違うものでも、分解、組み立てに戸惑うことはないと思います。